交通事故の損害賠償にあたり重要なこと②「熊本での病院選び・後遺障害診断書の作成」
ガイド一覧へ
交通事故の損害賠償においては、治療しても残ってしまった後遺障害を、いかに正当に等級評価してもらえるか、が非常に重要です。
交通事故に遭い、身体に残ってしまった障害を、漏れなく、正当に評価してもらうことは、本来、当たり前のことですが、実際には、「評価漏れがあったり」「正当な評価でない」と感じることが多々あります。
この点、まず、重要なのが、「治療先の病院はどこか」「主治医は誰か」です。
治療先の病院は、救急搬送された病院やそこから紹介された病院、単に近所の病院といったことが多いと思います。
熊本で、交通事故事件を後遺障害等級認定申請の段階から多く扱っていて感じることですが、患者が症状を訴えているのに取り合ってくれなかったり、後遺障害診断書に的外れな内容を記載したり、必要な検査をしてくれない、といった医師が、残念ながらおられます。
私たちは、これまで、より重い障害の方が、より軽い障害の方よりも後遺障害等級が低い、もしくは等級非該当とされている、といった矛盾を何度も目にしてきました。
保険会社の担当者から、後遺障害というのは分からない、と聞いたことも何回もあります。
私たちは、熊本で多数の案件を扱った経験から、この病院ではこういう傾向がある、とか、この医師ではこういう傾向がある、といった情報提供を可能な限り行っています。
(熊本県内の全ての病院や全ての医師を網羅しているわけではありませんし、具体的な事案ごとに病院や医師の対応は異なると思われますので、患者Aさんの場合によくして頂いたからといって患者Bさんの場合も同様とは限りません。)
私たちが熊本で経験した例を挙げると、
・ 熊本市内のA病院は、カルテ記載が非常に雑
・ 熊本市内のB病院は、カルテ記載も緻密で、後遺障害診断書も検査結果などを踏まえて詳細に作成されている
・ 熊本市内の大規模病院Cは、交通事故における後遺障害等級認定申請に非協力的なことが多く、検査にも消極的
などといったことが挙げられます。