交通事故の損害賠償にあたり重要なこと⑦「保険会社ごとに対応は違うのでしょうか?」
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「保険会社ごとに傾向があります。」「担当者ごとにも傾向があります。」
というのがお答えになります。
本来、保険会社や担当者ごとに対応が違うのは、望ましくありません。
・事故の被害者の方が「必要かつ十分な治療」をされ、
・不幸にして後遺障害が残ってしまった場合には、後遺障害が「きちんと評価」され、
・「裁判基準をベースとした正当な金額」で損害賠償がなされる
のが、本来あるべき姿と考えます。
しかし、現実として、
私たちが、熊本で多数の交通事故事件を解決していく中で、
・この保険会社は、裁判基準での損害賠償に応じることはあまりない
・この保険会社は、事実上、整骨院施術を認めていない
・この保険会社は、むち打ち事故では、事故規模の大小に関わらず治療を早期に打ち切ってくる
といった傾向を感じることが多々あります。
(全く違う分野ですが、例えば、過払い金回収や任意整理でも、個々のサラ金業者やクレジット業者ごとに、傾向があります。)
弁護士の感想としては、特に、損害賠償金額算定の場面や、客観的に症状が分かりにくいむち打ち事故の場合に、保険会社による傾向の違いを感じます。
また、私たちは、熊本のご依頼者様を中心に、100件以上の交通事故事件を平成30年2月20日現在、受任しております。
以前に扱った交通事故と同じ担当者であったり、複数の交通事故で同じ担当者であったり、ということも多々あり、その中で、担当者ごとに、一定の傾向を感じることがあります。
もちろん、全てを網羅しているとは言えませんし、交通事故は1件1件違いますので、ご相談ご依頼いただいた事故で同じ対応がなされるとは言えません。
しかし、ある程度の予測をもって臨むのと、後追いの対応になるのでは、心の準備の面でも、実際に事件解決していく上でも違いがあると思います。
そこで、私たちは、熊本において、交通事故事件を解決していく中で経験した、様々な傾向について、出来る限り、ご相談者様・ご依頼者様にお伝えし、より予測可能性をもって、適切に解決できるよう、日々、心がけております。