被害者：男性、熊本市北区在住
傷病名：頚椎捻挫・腰椎捻挫（むち打ち症）
 
 
《本件交通事故の問題点》
相手方保険会社が、ご本人様が事故により怪我をしたはずがない、と主張して、
治療費の支払をはじめ、保険対応を拒否していた事案です。

当初は、熊本市内の別の弁護士にご依頼されておられましたが、
弁護士交代をされ、いなば法律事務所にご依頼を頂きました。
 
 
《弁護士の解決～労災申請と熊本簡易裁判所への訴訟提起》
事故規模は小さいですが、事故状況を鑑みると、
治療費支払を、一切、拒絶するのはいかがなものかと考えられました。
なお、ご本人様も、長期間の通院治療を希望してはおられませんでした。
 
まず、
弁護士としては、ご本人様と協議し、
通勤中の交通事故であるため、通勤災害でもあるとして、労災の申請を行いました。
その結果、治療費の支払を労災保険から受けることができました。
 
次に、
慰謝料などの支払を求め、熊本簡易裁判所に訴訟を提起しました。
（休業損害は発生しておりませんでした。）
訴訟においては、医師の診療録や車両の損壊状況などに基づいて主張立証を行った結果、
治療費の支払とは別に、 
お怪我の慰謝料等として、約２０万円を回収する形で、裁判上の和解となりました。

 
《弁護士費用特約を活用し、ご本人様負担の弁護士費用０円で解決できました》
少額事件であり、弁護士費用を自己負担する形では、弁護士依頼はお勧めし難い事案でした。
この点、弁護士費用特約が利用できましたので、特約を活用した結果、
ご本人様の弁護士費用負担がない形で、無事、事故解決ができました。