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交通事故示談★物損・相手方保険会社主張「当方の過失10~20%」→弁護士活動後「当方の過失0%」で解決

2020/05/15

  • 過失割合
  • その他
【事案の概要】
被害者:熊本県山鹿市在住の女性
事故発生地:熊本県内
事故態様:交差点における出合い頭衝突の交通事故(車vs車)
※ご本人様進路:優先道路
※相手方進路:赤色の点滅信号(一時停止規制)のある非優先道路
 
 
【弁護士へのご依頼の経緯】
本件交通事故は、双方の車両が横転するほどの大きな事故でした。
 
幸いなことに、ご本人様のお怪我は重篤なものではありませんでしたが、
「交通事故に遭ったことの精神的ショックが大きく」
「そのような精神状態で相手方の保険会社とやり取りすることができない」
と、弁護士に、保険会社との交渉全般をご依頼されました。
 
 
【弁護士の活動①~過失割合について、保険会社主張「当方10~20%」→「当方0%」】
相手方の保険会社は、実際の事故態様を考慮することなく、
「お互いに動いていたのだから、10~20%程度は(ご本人様にも)過失がある」
などと主張してきました。
 
弁護士は、
「相手方車両が、一時停止規制のある交差点をノーブレーキで進入している」
「ご本人様車両が、衝突により横転させられている」
「ご本人様車両は、優先道路を法定速度内で進行していた」
などの事情から、
「今回の交通事故は、相手方に100%の過失責任がある」
と強く主張しました。
 
相手方の保険会社とは、示談交渉で納得のいく解決ができそうにないと判断されました。
そこで、物損について、相手方を被告として、熊本簡易裁判所に訴訟提起を行いました。
 
すると、第1回期日前に、相手方は、一転して、
「今回の交通事故の責任は全て自身にある」
と認めました。
弁護士としては、相手方の方針転換にあたって、刑事記録や車両の損壊状況等の証拠を丹念に検討し、訴訟提起時点で詳細な主張書面や立証証拠を提出したことが功を奏したと考えております。
 
 
【弁護士の活動②~損害額:保険会社主張から「3割増」するなど、当方主張の物損損害額「全額」を回収】
物損損害額についても、下記のとおり、当方が主張する合計「約48万円」を回収しました。
・車両時価額:保険会社主張「約28万円」→約3割増の「約37万円」を回収
・代車代:レンタカー特約によるレンタカー返却後のレンタカー代「約3万円」も回収
・買替諸費用:新たに買替えた車の納車準備費用など合計「約8万円」を回収
 
当方主張の物損損害額「全額」を回収して、物損解決ができたことになります。
 
 
【弁護士費用のご負担なく解決できました】
弁護士費用特約をご利用されてのご依頼でした。
特約から、交通事故解決に必要な弁護士費用は全額がまかなえました。
その結果、ご本人様の弁護士費用のご負担なく、事件解決ができました。
 
 
【弁護士の雑感~「お互い動いていたのだから」について】
保険会社の担当者は、過失割合について、
「お互い動いていたのだから」というフレーズをよく持ち出します。
当方車両が動いていること自体は、過失ではないと考えますが、このよく分からないフレーズのもと、ご自分に過失が取られる理由がよく分からないまま、被害者様が示談に応じてしまうケースが、しばしば見受けられます。
 
しかし、証拠を精査してみると、
・被害者様が交通事故の発生を回避することに明らかに無理があるケース
・加害者側の過失が著しいケース
がしばしば見受けられます。
 
本件のような場合においても、
「動いているから」という、よく分からない理由で、被害者様に不利な過失割合を主張してきた保険会社側の姿勢には、疑問を感じざるを得ませんでした。
 

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