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2024/12/13

弁護団活動★稲葉弁護士が、全国交通事故シンポジウム(Zoom)に参加しました。

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令和6年12月13日(金)に開催された、
全国交通事故弁護団が主催する、第14回全国交通事故シンポジウムに、稲葉弁護士が参加しました。
(全国交通事故弁護団のホームページはこちら https://www.jtl.or.jp/ )
 
稲葉弁護士は、全国交通事故弁護団の創立メンバーとなっております。
 
今回のシンポジウムでは、
・ 現在の裁判所の考え方では「逸失利益の計算が、特に若年者にとって不利なものである」との問題意識
・ 葬祭料や逸失利益について、裁判所における一般的な解決よりも、被害者側に大幅に有利な内容で、裁判上での和解解決ができた死亡事故の実例
・ 訴訟において、保険会社側が、診療録などに記載されている、被害者の徒手筋力検査(MMT)や日常生活動作能力(ADL)の記載について、誤導的な主張を行った場合の対処方法
・ 相手方が任意保険未加入(いわゆる無保険車)の交通事故における回収の実際や自賠責保険との関係
などについて、実践的な意見交換が行われました。
 
いずれも、実際の交通事故解決の第一線で、
日々、保険会社側と戦っている弁護士からの情報提供や意見交換でしたので、
私たちが、現在、担当させて頂いている案件についても、どのように戦っていくべきか、とても、参考になりました。
 
また、訴訟上のテクニックや戦術的な話だけでなく、基本に立ち返るという意味でも、とても、刺激になりました。
 
例えば、
出席弁護士からは、
「これまで加害者側案件(保険会社側案件)を担当していた、保険会社側の弁護士が、昨今は、弁護士費用特約の保険会社から紹介されて被害者側案件を担当することも多い。」
「(本来、あってはならないことだが)適宜なところでの和解解決をしてしまい、保険会社に不利な結果をもたらすところまでしっかりと戦っていないのではないか、と感じられたこともある。」
「なので、我々、被害者側に特化している弁護士が、現在の実務のおかしいところを改めていくべく、先頭をきって戦っていかなければならない。」
との趣旨の話がありました。
 
この話をされた弁護士は、
例えば、訴訟案件について、
「現在の実務の問題点を指摘して」「少しでも被害者側に有利(というよりも本来あるべき姿)に解決しよう」と、
論理的かつ熱意のこもった主張立証を心がけておられ、稲葉弁護士も、たいへん感銘を受けました。
 
仕事に慣れて来ると、人間はマニュアル思考に陥りがちですし、
例えば、裁判所の事件対応も、紋切り型・定型的になっているきらいを感じることもあります(裁判官によって、このあたりの情熱はかなり違います。)。

ちなみに、
裁判官や弁護士は、「事件処理」という言葉をよく使いますが、
私たちは、事務的に「処理」されてよい「事件」など1つもないと考えておりますので、
「事件処理」という言葉には、とても違和感を持っています。
 
今回のシンポジウムを受けて、
私たちは、被害者様にとって、
その事件は、例えば、
「大切な方が亡くなってしまった取返しのつかない事故であること」
「自分が、もしくは、大事な人が、一生、背負っていかなければならない身体の支障を負ってしまった事故であること」
といった、他には代えられない事件であることに心をいたし、
私たちが出来ることを、
「精一杯」「情熱をもって」「一生懸命にやる」
という、当たり前の気持ちを、新たにしました。

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